ギターでアドリブするための、指板の構造とコード理論の学び- HKGuitar
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人生を楽しむプロから学んだ事 - ブラジルの思い出 ポッドキャスト第2回

12/30/2017

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ブラジルで過ごした1年は僕の人生に強烈な影響を与えました。

アミーゴ文化の素朴さ、温かさは日本では体験できません。

孤独に苦しむ多くの日本人は、是非一度ブラジルで生活して癒されて欲しいです。

94−95年にかけて、ミナスジェライス州のベロオリゾンテ(パラナ州クリチバにも2ヶ月滞在)という街に住んでいました…



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ボロボロな経済
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当時は経済がひどい状態でした。

93年のインフレ率が2489%という恐ろしいハイパーインフレです。

第3回はハイパーインフレの経験を語っているので、是非聞いて下さい。

貧しい人は決して裕福にはなれません。

​人々はその中でどんな生活をしていたのでしょう?

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工夫して何でも楽しむ
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サッカー、バレーボール、カフェ、バーベキュー…

日本とあまり変わりませんね。

でも、違うんです。

僕が住んでいた所でよく見かけたのは、(多分)戦後の日本のような風景です。

サッカーといっても、ボールは布切れを丸めたようなものを縫い合わせて使ってました。

しかも裸足で、路上で遊びます。

1度裸足でやってみましたが、皮がベロベロに剥けてしまいました。


バレーボールも路上なんです。

坂が多いので、傾斜があってかなり不公平です。

そんな中でも全然お構いなし…


車を持つ人も少なく、公園まで行く手段がないのでしょう。

近所で気軽に集まれる方がいいんですね。

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バーは楽しかった
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日本ではバルなどと言われており、何か別もののように扱い、困ってしまいます。

雑誌やTVは変な固定観念を植えつけて、マーケティングに活かします。

現地に行けば分かるでしょう。

単なるバーです。

​カフェでもあり、ハンバーガーなどの軽食もあったり…

立ち飲み式、オープンカフェ、少し綺麗めなもの、と色々です。

​でも、日本のそれとは全く異なります。

​なぜならアミーゴだからです。

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ジャポネス
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「おージャポネスか」

そうやって声をかけられたものです。

僕が住んでいた、ミナスジェライス州のベロオリゾンテは日系人がほとんどいません。

なので街を歩くと、目を横に引っ張り

「おーいジャッパ」

とからかわれるくらい僕はレアな存在でした。


バーでは声をかけられたり、見知らぬ人たちとその場で盛り上がりました。

そんな人でも仲良くなればもうアミーゴ。

​別れ際には握手し、ハグし、女性にはベージョ(キス)するのが彼らの習わしです。

アミーゴの作法を仕込まれた僕の人生は変わりました。

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シュハスコはあの方式に限定しない

シュハスコ(日本人はシュラスコという)は彼らの週末の儀式と言えるほど、生活の一部です。

レストランで見る、ガルソン(ウエイター)が肉を一口サイズに削ぎ落としてくれる、あれをイメージするでしょうが…

バーベキューもシュハスコなのです。

日本に住むブラジル人に

「シュハスコやるから来いよ」

と行ってみたら河原でただのバーベキューだった…

知らない日本人にありがちながっかりパターンです。

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ギター持っておいで
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みんな肉やセルベージャ(ビール)など何か一品持ち寄りでシュハスコをします。

僕も同じアパートの人たちから誘われたりしたのですが、何も持ってないので…


「ごめん、何もないよ」

「いいよ。ビヨロン(アコースティックギター)持っておいで」


何かポロポロやってればいいよ、という温かさ。

ブラジルに僕が溶け込めたのを実感したというか…嬉しかったです。

みんながビール飲んでシュハスコを食べながら、僕がビヨロン(アコギ)を弾いている写真を残せなかったのが心残りです。


アミーゴ文化を端的に表す一枚となったでしょう。

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幸せだった

サッカー、バレー、カフェ、バーベキュー…日本人もしますよね。

場所や道具や身なりが洗練されていて、お金もかかります。


ブラジルの場合は、かなりラフでした。

足りないものだらけです、でも工夫してやるのも楽しかったです。


すごく温かくて、陽気なアミーゴたちでした。

お金もなく、シンプル極まりない毎日でした。

それが最高に幸せでした。


素直でいられる…日本では得ることのできない日々だと言えます。

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工夫するのが得意な日本人
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日本人は工夫するのに長けています。

車でも何でも工夫し、ベターにしてしまいました。

なのに今はものが溢れて、何でも買って解決しがちなので…

​ものの無い状態にする、減らすのもおすすめです。


外国に住むと(不便になってみて)日本のよさに気づきます。

でも不便にも慣れると、それなりに楽しく住めました。

ちょっとした工夫が生活を楽しくさせるのでしょう。

物がない事より、人の温かさの方が印象的でした。

ブラジルの1年は、人生のハイライトの一つとなりました。

当時を思い、ベーシックでわずかな物を所有し、工夫するよう努めようと思います。

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