コードトーンとブルースを基礎としたギターソロレッスン - HITOSHI KAWAI
  • Home
  • About
  • guitar
    • ebooks
    • youtube
    • practice room
    • lesson
    • contact
  • Life style
    • podcast
    • blog

ダイアトニックコードとは?ギタリストにとって必須の音楽理論

3/13/2018

2 コメント

 
「ダイアトニックコードを知らない?」もったいないです、チャートを受け取って下さい。

音楽理論の基礎を覚えると、コード進行をすぐ覚える事ができ、転調にも対応できるようになります。

​一旦覚えると、「これを知らずにどうやってギターを弾くのか?」と思うでしょう。

ギタリストだけでなく、ミュージシャンにとっての最重要トピックなのです。
​
下のチャートにまず目を通して下さい…
​


よく聴くコード進行
​

「あれ?この曲のコード進行、よく聞くなあ…」

「このパターン好きだなぁ」

「これキーは違うけど、あの曲とほぼ同じじゃん?」


ギターを弾いていて、気になりませんでしたか?

そうです、実はコード進行はパターンに過ぎません。


パターンがあり、そこに変化を加える。

「どうやってパターンAとBを繋げるのがスムースかな?」

「これだと当たり前過ぎるんで、ちょっとひねりを加えるか」

こんな風にメロディにコードをつけています。


ということは曲を覚える時も…

【パターンの塊でコード進行を把握しておいて、つなぎやひねった部分だけ着目して覚える】

これが鉄則となります。

一つ一つ覚えていては頭に入りません。


でも、まずどこから始めたらいいのか分かりませんよね?
​

曲のキーに対して、どんなコードが使われているのか知る事です。

今まで弾いてきた曲のほとんどが相当すると分かるでしょう。

そのルールをダイアトニックコードと呼びます。


ダイアトニックコードPDFチャート
​

下のチャートを見れば、全体像はすぐに掴めます。

画像をクリックするとダウンロードできます。

保存して、練習する時にすぐチェックしましょう。
​

(コンタクトページに飛びます。メーリングリストに登録後、お好きな資料をダウンロードできます)
​

ダイアトニックコード早見表 hitoshikawai.com
プレゼント:PDFとしてダイアトニックコード早見表をダウンロードできます。画像をクリックして登録フォームに記入していただくと、ダウンロードのページに飛びます。是非ご活用下さい。


まず知っている曲でチェックしてみる
​

ギター片手にチャートを見ながら、弾ける曲を思い出しながら…

チャートの左端でキーを確認して、どんなコードが使われているか見て下さい。

キーがGなら、Gmaj7 Am7 Bm7 Cmaj7 D7 Em7 F#m7b5

Dbのキーであっても、同じパターンがずれたものなのです。

12キー全部同じルールです。

下図では、コードがスケールの1音飛ばしで積み重なっているのが分かります。
ダイアトニックコード


各スケール音に一つ飛ばしの音を重ねた結果
​

最初のチャートを見れば、全てのキーでこのパターンになっていることが分かります。

よく見ると4種類の7thコードがあります。

実際に弾いて確かめて下さい。


音符で簡単に説明すると、ドレミファソラシ=スケールの各音に1音飛ばしの音を重ねるだけですが…

  1. ド=ドミソシ→メジャー7
  2. レ=レファラド→マイナー7
  3. ミ=ミソシレ→マイナー7
  4. ファ=ファラドミ→メジャー7
  5. ソ=ソシレファ→ドミナント7
  6. ラ=ラドミソ→マイナー7
  7. シ=シレソラ→ハーフディミニッシュド


​
Cのキーなら上図のようになります。

チャート通りに弾いても、上っ面しか理解できないでしょう。

そこで、いい方法があります。

​


知っている曲をCのキーに変えてみると納得する
​

表を見ながら、知っている曲を全部同じキーにしてみましょう。

Cに統一してコード進行を比較すると、改めて共通したパターンが分かるでしょう。

「この人の曲って似た感じのが多いよな」

「僕の好きなコード進行ってどうなんだろ?」

といった素朴な疑問が解消されるでしょう。


チャートにはローマ数字で書かれていますが、普通の数字にしましょう。

こんな感じのよくあるパターンが見つかると思います。

  • 1-6-4-5
  • 1-5-6-4
  • 4-5-3-6
  • 6-4-5-6

このように、できる限り数字のパターンでコードを覚える事が大切です。


それができたら、別のキーで全て弾いて確かめます。


すると…


「なーんだ、結構同じパターンばっかじゃん」

コード進行にマジックはない、と幻滅するかも知れません。

それで一つの問題は解決したとして、すぐに次のような悩みも出てくるかも知れません。

​


シャープやフラットに混乱する?
​

Cのキーで仕組みは理解できたとして…

他のキーになるとシャープやフラットがどう付くのかが分からない、という人も多いでしょう。

キーが変わると混乱する原因の一つです。


ギタリストが音符で理論を学ぶのは難しいです。
​
ピアノのデザインは音符と一致するので、ピアニストには楽です。

また理論の授業もピアノを使います。


ギタリストは、音符の読み方を学び、ピアノを眺めながら理解し、ギターに落とし込む…

あまり現実的ではありません。

でもギターでシャープやフラットのつき方を理解できたら、どんなに楽だと思いませんか?

こちらの記事ではそれが超簡単に分かります。


数字で覚えるといい
​

音名を暗記するより、ダイアトニックコード(数字のパターン)に慣れておき、後で音名を確認していく方が楽です。


音名とは音を呼ぶための名前です。

でも数字はシステム、仕組みを指します。

音名を知っていても、仕組みを知らない人も多いです。


​音名を知ったところでアドリブができないのは、クラッシックの人を見れば分かります。


だから仕組みを知った人は、楽譜が読めなくても弾けるのです。

でももちろん読める方がいいです。


システム(ダイアトニックコード)を数字で理解するメリットは、音名を覚える以外にもあります。

身近な話だと思いますが…

​


特定のコード、キーのマインドブロックを外すためにも…
​

大抵最初は、コード譜で曲のコード進行を覚えると思います。

もしくは耳コピするかもしれませんが…

特定のキーやコードに、イメージが染み付いてしまいます。


そこには特定の印象やら思い入れがあったりしませんか?

指板のポジションの感覚も強く作用しますよね?
​
だからこそニュートラルな数字がおすすめなのです。


ビギナーの頃はそこまで気にしないでしょう。

音源に合わせて弾くだけで満足だからです。


でも、自分で弾き語りしたり、共演する機会が増えると必ず出てくるのがキーの問題です。


特定のキーしか対応できないようでは、困ります。

演奏の機会が増えて、たくさんの曲を早く覚えられないのも困ります。


最初にコード進行のパターンを数字で覚えた後、ヴォーカルにとってベストなキーを探せばいいのです。

逐一コード進行を記憶する手間も省けますし、キーを変えてもうろたえません。


その習慣をつけると、すぐに曲が覚えられるようになります。

慣れるのに時間はかかりますが、上達したければ必須です。

チャートをダウンロードして、お手元に保存しておきましょう。


実はプロの現場でも数字は使われています。


プロも数字を使う
​

ナッシュビルのカントリーのスタジオセッションでは数字を用います。

​こちらの動画を是非チェックして下さい。

​
その動画も英語ですが、スタジオの録音プロセスがよく分かります。

シンガーによって、よくキーを変更するそうです。

それで、デモセッションでは特に数字を使うそうです。

必要なアレンジには音符を用いますが、コード進行の確認レベルで言えば数字の方が実用的です。


セッションマスターのPaul Leimが、時間に追われる仕事の様子を分かりやすく解説しています。


さて…

  • ダイアトニックコードは必須のコード理論
  • 数字でパターンで覚えてからキーを選ぶ
  • プロも数字を使って仕事している

これらの事は分かりました。

でも本当に理解したければ、深く掘り下げる事をお勧めします。


一体どうなってる?深く掘り下げる
​

最初にチャートを見せて、答えを教えましたが…

「なぜ?どうしてこんな風になってるの?」

それをこれから紐解いていきます。
​

システムを学ぶには、数字や円を用いると分かりやすくなります。

時計上に12音を並べるやり方です。


音符はまず慣れるのが難しい…


​実は、身近な数字や時計に置き換えた方が分かりやすいです。


ただし弱点もあり、音の高低や時間は表せません。

ですからアレンジには楽譜は必要です。

音の仕組みや理論を学ぶのに、円は最適です。
​

難解なスケールも分かりやすいです。

12音階(クロマティックスケール)やディミニッシュドスケールやホールトーンスケールなどのシンメトリックな様を視覚的に掴めるからです。


下の動画は元々はHarveylegsさんという、youtubeチャンネルの方の動画を元に作りました。

本当に素晴らしく、3部作で理論を説明しています。

1部、2部、3部、英語ですが是非観てください。
​

僕はこの動画を2012年か13年くらいに、偶然発見して感銘を受けました。

ここからディミニッシュドコードに関するヒントを多く受けました。

​本当に素晴らしいです。

​


仕組みが分かると楽になる
​

仕組みが分かると、コード進行を塊で見る事ができます。

と言うことはノンダイアトニックの部分を注意すればいいのです。


コードの流れを大きく捉え、おおらかに歌えます。

これはコードの細分化と共に非常に大切な理解です。

つまり大きく捉える=簡素化してアドリブする事が可能になるからです。

​


メーリングリストに登録する
​

いかがでしたか?

よかった、と思った方は是非下の欄に記入しましょう。

僕からの心のこもったメールが届きます。

すでにチャートをダウンロードして下さった場合、すでにメーリングリストに登録済みです。

もしよければ、悩んでいる事や質問など僕に送信して下さい。

僕の知っている事でしたら、お答えします!

記事の更新をお知らせします

2 コメント
大林 幹夫
8/25/2019 07:56:17 am

ネットで偶然あなたのサイトを見つけました。クラシックギターをかじってますが、最近ソロギターに興味を持ち、最終的にはこれかなと思って音楽理論をかじり、面白さにのめり込んでいます。

返信
ひとし
8/25/2019 06:36:54 pm

ありがとうございます!理論は実用的なものから学ぶと、面白いですね。「必要だから学ぶ」くらいがいいと思います。
是非ご活用ください、また何でもメールでご質問くださいね。

返信

あなたのコメントは、承認後に掲載されます。


メッセージを残してください。

なぜメール?

ニュースレターを週1回のペースで配信しています。新しいコンテンツのご連絡がメインの目的です。
​またリスク回避のためです。ブログ会社に問題があったり、ハッキングされた場合、こちらからご連絡するためのバックアップでもあります。決してスパムはしないとお約束します。
メール登録
Privacy policy
写真はクリエイティブ コモンズにしたがって使用されます。 Erik Paladin, darlene susco, Pai Shih, Pat Guiney, timsamoff, Felipe Venâncio
  • Home
  • About
  • guitar
    • ebooks
    • youtube
    • practice room
    • lesson
    • contact
  • Life style
    • podcast
    • blog