ギターでアドリブするための、指板の構造とコード理論の学び- HKGuitar
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one thing - 一つに絞る ポッドキャスト 第6回

1/8/2018

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新年に目標設定しても8%の人だけが成し遂げる、という統計があるそうです。

でも、大抵の場合、目標自体が大雑把すぎて測れないものも多いそうです。

例えば、良い夫になる、痩せる、勉強を頑張る、運動する、良い食生活をする…

Micheal Hyattは具体的で、測量可能、実現可能で、しかも難しい目標がいいと言っています。

それらを前提に、選択と順序が大切である、という僕自身の学びをシェアします。

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流れに乗る
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出会いによって人生は大きく変わります。

僕にも色々ありました。

カレッジでKen Millerという先生のおかげで、音楽を専攻する事になりました。

シドニーでGabrielという友達との出会いで、ギター講師や演奏の仕事に繋がりました。

いい流れに乗ると何でも上手く行くように感じました。


子供の頃描いていた夢より、はるかに豊かな経験をする事ができました。


正しいきっかけがあると、物事が簡単に進む事があるように見えますが…

きっかけだけではありません。

正しく反応しなければ、流れを止めてしまいます。


僕はその流れを何度も止めました。

その都度、やり直しました。

アメリカ、ブラジル、オーストラリア、日本でそれぞれ全く違う歩みをして来ました。
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きっかけに乗ると始めやすく、慣性の法則に従うと楽だと分かりました。

​これはマクロの話ですがミクロも同じです。

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音楽も同じ
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上手くいっている時は概してリズムが気持ちよい状態です。

単調な繰り返しの場合が多いです。

シンプルなリフ、グルーヴがきっかけとなります。

鍵はシンプルさです。

複雑さで気持ちさを継続するのは難しいのでしょう。

だから大半がシンプルで、スパイスとして複雑さを絡めます。


その場合、細かい事をせず、キープせねばと力まず、流れに身を任せるだけでいいのです。

カッコつけて速弾きを入れてやろう、などと考えたらその瞬間で終わります。

エゴは失敗への近道です。

自然に出てきた場合は、それが正しい反応なわけです。

​作為的にやると台無しにするばかりか、誰の目にも明らかです。


ミクロでもきっかけと慣性の法則が大事です。

マクロもミクロもそれらが働くのであれば、その中間でも同じではないでしょうか?

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ドミノから学ぶ
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一年の目標設定はしましたか?

​一方で、やるだけ無駄、と思う人も多いでしょう。

失敗したら自己嫌悪を増幅するだけですからね。


ところで、ドミノって知ってますか?

パタパタとコマが倒れるやつです。

最初の一つを倒すだけで全部倒れます。


そうです、最初に小さな動き、力を与えてやるだけでいいのです。

「さっきのきっかけと慣性の法則の話か」

「とにかく小さなゴール設定をして動き出せという話か」

と思われるかも知れませんが、違います。


​ドミノを綺麗に並べないとダメだという話です。

次のコマを倒すには正しくセットしなければいけません。

​ゴールから俯瞰して、正しい順序を考える必要があります。

でも、もっと驚くのは…
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one thing
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以前、One Thingという本(ゲイリーケラーとジェイパパソン著)を読んだのを思いました。
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ドミノの凄さは多くのコマを倒すだけではありません。

一つのコマを倒したら、その力で次のコマを倒せるのですが…

実は1.5倍の高さを倒せるそうです。

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2インチ=だいたい5cmから始めると、73番目のドミノは月に到達する高さにまでなるそうです。

正しく「すべき事」をセットしていけば、難題に無理なくチャレンジできるという理論です。

最初のコマを倒すだけなのです。


正しい選択と集中をすれば、ドミノの力は強力に働きます。

1.5倍の高さを倒せるのは法則なのです。
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正しい取り組むべき一つの事に力を集中する。

その連続により、とてつもなく大きなものを倒せるという事です。

​希望を与えませんか?


僕も今年はONE THINGに真剣に取り組もうと思います。

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​より大きいものを倒せる
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ONE THINGに取り組むには、諦める、捨てなければいけないからです。

厳しい要求に応えないといけません。


でもどうせ1年の目標を立てるなら、ドミノの法則を利用してはどうでしょう?

​言うは易く行うは難しで、僕も遅まきながら目標設定しているところです。


でも1日でも同じです。
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日々のスケジュールもone thingに絞る
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マルチタスクは不効率だと言います。

人は流れを止められると、集中した状態に戻るまでに平均20分かかるそうです。

多くに手をつけると、スイッチを切り替えるたびにロスが生じます。


だから各営みにつき一度に一つの事、一日に最も重要な事だけに取り組むべきです。

しかも朝1番に取り組むべきだと言います。

朝が最も意思の力が強いからです。

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意思の力は1日中平等に働かない

重要な事は意思を働かせないと取り掛かれない場合があります。

面倒臭いものだったりするので、朝一番に取り掛かるべきです。


意思の力は一日のあらゆる営みを通して、弱まるそうです。

例えば、深夜のテレビやネット通販などで買うつもりもなかったものを、つい買ってしまったとか。

夜遅くにスイーツを食べない、と決めていたのに、仕事を目一杯頑張ったからいいか…とか。

ギターの練習でやろうと決めていた事をやらず、ただ好きな曲やフレーズを弾いて遊んでしまうとか。

手紙も夜遅くに書くと感情的になりがちです。


決めた事を実行できない、ふとした誘惑に負けてしまう、感情の制御が効かない、一日中仕事や、いろんなストレスに対処した結果です。

だから夜に何か重要な事をするのは向いていません。

ONE THINGに取り掛かるのは朝がおすすめです。


中長期の計画についてもONE THINGです。

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中・長期もドミノの並べ方を考える
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例えば、これからギターを始めたい人に対しては、僕はまず楽しむ事を勧めています。

とりあえず始める、触って数ヶ月楽しむ事です。

簡単なコードを覚え、曲を弾いて楽しむ事が大切です。


楽しさを経験してからでないと、基礎や理論を学ぶのは苦痛になります。

ある程度弾けるようになってから、基礎に戻って学びます。

その後、応用になりますが…
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難解な事をするにも、基礎の使い回し、組み合わせとなります。

大抵の場合、基礎を深く学ぶ事をすっ飛ばして、難しい事にチャレンジします。

僕もそうでした。だから長い間迷路を彷徨いました。

​結局、基礎に戻る事になりました。


このプロセスは初心者だけでなく、どのレベルの人にも言えます。

まず「楽しさ」というきっかけというか、土台がないと次に挑戦できません。

次の基礎に戻って学ぶ段階は、謙虚さと忍耐を要求されるからです。

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1年、数年を通してギターの上達を考える
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ある程度ブルースやロックなどでアドリブができる人は、基礎に戻ってコードを学ぶといいです。

コードはただ押さえればいいってものではありません。

指板の理解も含めて学ぶといいです。

学ぶほど謙虚にならざるを得ず、忍耐を強いられるでしょう。

でも音楽を愛していれば、最高に楽しいはずです。


便利さに慣れてしまい、全てクリック一つで解決するような時代です。

でも楽器の習得は年月を要します。

長い目で見て、地道な努力を継続しなければいけません。


1年かけて1つのテーマに取り組むのは普通だと思います。

何年もかかる事もあります。

学びを楽しむ事、プロセスを楽しむ事を知らない人は脱落します。

​だからまず演奏する楽しみを知らないとダメなのです。


演奏の動機が音楽以外の人は脱落するでしょう。 

カッコつけたい、女の子にモテたい、有名になりたい…

それらの結果が欲しいだけの人は謙虚になれませんし、忍耐できません。

子供騙しのテクニックに終始するでしょう。


1年、数年を通して1つのドミノを倒す感覚も大切です。

その繰り返しが迷路にハマるのを防ぎ、成長を実感できると思います。

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正しい学びは喜びとなる
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僕は高校までの勉強は毎日が苦痛でしたが、カレッジでの音楽の学びは毎日が最高の喜びでした。

毎日早く学校に行きたくてたまりませんでした。

学ぶ事がこんなに楽しいとは知りませんでした。


9時か10時にクラスが始まるのですが、夜の10時まで毎日学校に缶詰でした。

​それでも夢の中にいるような日々でした。

​戻れるものならもう一度戻りたいです。


当時は1音をどうピッキングするかなど練習する時間もありました。

独房のようなプラクティスルームがあり、そこで練習したものです。

自分のヴォイスを作るべく、時間をかけてタッチの感覚を磨きました。


「ビヨーン、ビヨ〜ン…ビヨーン」

「ヴィヨン、ビヨ〜ン」

ひたすら1音のみで試行錯誤です。

隣で練習していた人は気が狂いそうになったでしょう。


そんな地味な練習も楽しく、学ぶためにはどれだけでも謙虚になれました。

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強制ではできない
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学校の勉強が苦痛なのは、義務だからです。

先生も、学ぶ楽しみを教えるより、詰め込む教え方です。

​楽しさがないと辛いだけで、継続しません。

だから卒業するともう勉強しません。

長年かけても、何も残らず勿体無いです。


でも、上述のギターの練習も強制ではできません。



​社会人になってから勉強をするのは、本当に必要に迫られた時です。

仕事で英語を学ばざるを得ない状況に追い込まれたり…ありますよね?

そういう時はよく考えましょう。


まずやってみるのがベスト
​

英語を学ぶのも同じです。

最初はとりあえずやってみるだけです。


まず楽しむ、通じる、できる感覚を自分に与える事です。

勉強してからやると、上手くやろう、正しくやろうとか、本に書いてある通りやろうと硬くなってしまいます。

不可能だという思いを強めるだけです。


まず外人と話す環境を作る事です。

インプットよりアウトプットの環境作りがまず第一歩です。



自力でやってみて、何か伝わるかトライします。

英語なら単語だけでも伝わる事もあるでしょう。

かっこつけずにやる、それがまず第一歩です。


僕も語学は好きではありません。

とにかく相手の話しを聞き、コピーしただけです。

それで少し話せるようになりました。

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自分でパターン解析するのが近道
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「そうか、この時はこう言う答え方をすればいいんだ」

人が話しているのを真似ました。
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ブラジルに行った時、ポルトガル語は全く話せませんでした。

「少しは英語が通じるだろう」

と考えていましたが、甘かったです。


何も話せないので、とりあえず聞きました。

そして英語に似ている単語に気づくようになりました。

「important=importante」

「computer=computador」

「car=carro」

「difficult=difícil」

このように英語の語尾や発音を少し変えるだけで、ポルトガル語になると分かりました。

もちろん全てがそうではありません。


すでにある知識を元にコミュニケーションが取れる事が分かりました。

勉強して完成したフレーズを覚えるよりも、素早くやりとりができました。

そこから増やして行きました。

話せば話すほど、聞けば聞くほど身につきます。
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実践の方が早く覚えられる
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会話では神経を集中します。

真剣に聞き取ろうと、パターンを読み取ろうとしています。

でないと相手に失礼になりますしね。
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いわゆる本を眺める勉強では、このレベルの集中力は使いません。
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反応する能力、スピードも身につきません。

会話は単語だけでも、テンポと発音と感情が大切です。

​アウトプットの量を増やさないと身につきません。


話しながらパターン解析し、コピーすればいいのです。

その方が自然です。

それだけである程度話せるようになります。


僕の英語とポルトガル語はその程度のレベルです。

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慣れてから基礎に戻ると分かりやすい
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話せるようになったら、一度基礎に戻って学ぶといいです。

自分で覚えた事にまとまり感が得られるからです。

基礎から学ぶには謙虚さが必要です。


僕の場合は話せるようになりたいとか、話すことが目標ではありませんでした。

話さないと生きていけなくて、必要に迫られて覚えただけです。

だから語学に自信はありませんし、分からない事だらけです。


少し話せるので、僕も今こそ基礎を学ぶ時ですが…

情熱もなく、学ぶ忍耐も謙虚さもなく、やるつもりもありません。


一応通訳として働いているにも関わらず、この傲慢さに我ながら呆れます。

これだと上達するのは難しいですが、僕にとって優先順位はまずブログ、ギターです。

だから語学はいつかやれたら、くらいに思っています。

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one thingを見つける
​

僕も今年はONE THINGに取り組んで行こうと思います。

短期、中期、長期のONE THINGを設定します。

1日、週間、月間、年間、5年間など色々なONE THINGがあるでしょう。

さらに各役割の中にもそれぞれのONE THINGはあるでしょう。


ストイック過ぎますか?


でも、ノイズの多い時代ですから、あらゆるGood,BetterにNoと言わないと流されます。

Bestを探すのは大変な作業です。


例えば、何をしたらいいか分からない人には、Bestはないでしょう。

その場合、とにかく何かを始める、がBestでしょう。

学ぶより、やり始めてから学ぶのがいいです。

英語みたいにです。


​またやりたい事はあるけれど、時間がないという人も多いでしょう。

​そういう人は…


時間を作る事が最初のone thingかも

ある人にとっては時間を作る事、そのために早寝早起きを習慣づける事が最初のONE THINGかもしれません。

目標設定しても、継続できない生活リズムの中では挫折するだけです。

闇雲に頑張ると健康を害する可能性もあります。

睡眠を削る事はおすすめできません。

健康でフォーカスできる状態を維持するだけでも、意思の力を要します。


順序を考えて設定すべきです。

継続可能な状態を作りだし、良いスタートをセットします。

良い流れを生み出し、それに乗って継続する事です。


人生で最高の1年となりますように
​

ONE THINGを読んで、ただ闇雲にやってもダメだと分かりました。

ますます加速する今日、本当に見極めが肝心だと思います。

どうでもいい事は容赦無く切り捨てて行きたいです。


これから目標設定される方、すでにされた方にも参考になれば幸いです。

​

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