ギターでアドリブするための、指板の構造とコード理論の学び- HKGuitar
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ギタースケールの覚え方

8/15/2015

14 コメント

 
ペンタトニックも含むギターのスケールポジションを指板全域で覚えるには?実はすごく簡単な方法があります。
今回はその説明です。
チャートを用意しましたので、是非ダウンロードして練習のお供にして下さい。

これは一生モノとなるでしょう。
ギタースケールの運指はコードと一緒に覚えるのがベストです。

チャートのダウンロードは画像をクリック↓

CAGEDシステムチャート 
ダウンロードは画像をクリック


​スケール運指もコードフォームも一緒に度数で覚えなければいけない

スケールはコードフォームと一緒に覚えましょう。
そうしなければ、コードと関連付けが出来ません。
コードが指板上にどう繋がっているかが分かれば、そこに合わせたスケール運指もあるわけです。
​
運指だけを丸覚えすると、いずれここに戻る羽目になります。
​それだけは絶対避けましょう。
間違っても下のようなダイアグラムはやめて下さい。

これの何がいけないのか?
​普通に雑誌などではこうやって教えてますが…
スケール運指
速く弾く事だけを追求した運指 - これでは何を弾いているのか分からない


自分が何を弾いているのか分からなくなってしまう
​

上達するに連れて、何の音を自分が弾いているのか分からないと対応出来なくなります。
コードフォームに併せて5通りのスケールの弾き方を学べます。

運指はCGとEADのたったの2パターンです。

  • 最初の音(ルート)が小指で始まるのが、CG
  • 最初の音(ルート)が中指で始まるのが、EAD
  • ヴォイシング(こちらの記事で説明)が同じタイプ。つまりCGが同じ、EADが同じヴォイシングとなっている。


コード進行が複雑になればなるほど、コードトーンの把握という基礎力が問われます。
スケールでは対応できなくなります。
よってコードフォームをどれだけ知っているか?が大きな差となります。

皮肉な事に上達すればするほど、基礎力の向上に励むことを余儀なくされるのです。


CAGEDに併せたスケール運指

これら5つのフォームを覚えることから始まります。
CAGEDの順につなげます。
まずこの5つに全ての原型があると知って下さい。

ここから音を足していったり、違うコードタイプに変形させていきます。
迷ってもすぐにここに戻れば何がどうなっているのか分かります。
だからこの5つを深く掘り下げる必要があるのです。

以下の事を気にしてギターを眺めるといいです。

  • どんな音の配列になっているか
  • 互いのフォームがどうつながっているか
  • スケールとどう関わっているか

ここをしっかり掘り下げれば難解な事がシンプルに見えてきます。


​CAGEDの移動フォーム

それぞれのフォームを移動すると違うコードネームになります。

​例えば…

下のCフォームを1フレットずらせばC#(メジャー)になります。もうひとつずらすと、D(メジャー)、そしてD#と続いていきます。

つまり1つのフォームで全12個のメジャーコードを弾けるのです。
CAGEDコードフォーム


致命的な過ちを続けて陥る罠

それぞれの音が何か?を吟味せずにフィジカルな運動に終始してはいけません。
これは致命的な過ちと言えます。

例えば…

  • 早く正確に弾く練習
  • さまざまな運指のパターン練習


それらはフィジカルな運動能力を高めるために有効なトレーニングです。
しかし、ギター雑誌などでこういう練習法を推薦する割に、矛盾する課題…


「スケール練習のようなプレイから抜け出せない」

というのが慢性的にあります。
なぜそういう症状の人が後を絶えないのか?


音を吟味せず、スケール練習していてはハーモニーとの関連性の感覚が養われないからです。
なだらかで平坦なフレーズしか思いつきません。
適当にスケールを上下し、落ち着き先を探すようなラインしか弾けません。

だから速弾きして間を持たせている、というのがすぐに分かります。
コードトーンを意識したフレーズに至りません。

そういうスケール練習の罠に陥らないためにはどうしたらいいか?

すっごく簡単ですが、メチャクチャ重要です。

それは…​


スケール運指を度数で覚えればいい

スケールの各音を数字に置き換えましょう。
ここが一番大切なポイントです。
​スケールをいくら練習してもダメだというのは、この一点に尽きます。

僕は最初、コードトーンを意識せずスケール運指だけ覚えました。

コードフォームとリンクしているのは図から分かりましたが、スケールを弾きながら瞬時にどの音が5th、7th、9th(2)、11th(4)、13(6)thなどと分かりませんでした。

1音1音にはバックで鳴っているコードに対して、名前(つまり度数)と役割があるのです。
CAGEDシステム


コードフォームのエリアを埋めるスケールノート

CAGEDのサイクルになっており、ゆえにケイジドシステムと呼びます。
サイクルという事は、1オクターブ終わってから12フレット以上のハイポジションでも同じパターンで弾けるのです。
Gのコードを弾くならばGからスタートし、EDCAGというサイクルになります。

DコードはDからスタートし、DCAGEとなります。
FコードならばEフォームとします。EDCAGのサイクルです。
Bbならば、Aフォームが最初のポジションです。GEDCAのサイクルです。

どのコードでもCAGEDのいずれかのフォームから始まるサイクルが回っています。
これを知った時、コードブックなんて…「いらない」どころの問題で済まされないと思いました。

マインドブロックさせる悪とすら思いました。


コードトーンとノンコードトーンと分けて覚える
​

すでにスケール運指を知っていた人も、改めて度数を意識して練習しましょう。
さらにコードトーンとノンコードトーンと分けて覚えましょう。
そうすると単なる一本の線がばらけてきます。

下のチャートはコードフォームとその他の音が分かれて見えます。
実際のコードトーンはフォーム以外にもいくつかあります。
ですから3、5などを見つけたら気をつけましょう。
CAGEDシステム ギターのコード理論
デスクトップに保存し、度数を確認しながら練習しましょう。

CAGEDシステム - PDFチャートのダウンロード

送信


コードトーンとノンコードトーンを分ける練習
​

下のバッキングトラックはベース音のCだけという極度にシンプルなものです。
ところが、これがスケール練習にとっていいのです。
例えば、Eの音をロングトーンで弾けばハモってることが分かるでしょう。

もしくはコードトーンで終わるといい感じ、ノンコードトーンだと遠い感じがするでしょう。
スケールの各音で色々試してみるといいですよ。
ノンコードトーンの距離感を感じて、コントロールできるようになりましょう。

例えば、DをロングトーンにしておいてEやCに落ち着くなどです。


いかがでしたか?
​

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フェイスブック、ツイッター、ラインなどでどうぞ。

気づきを一言添えてシェアすると、覚えたことが頭に残ります。
僕もシェアして頂けるのはとても嬉しいです、よろしくお願いします。
14 コメント
kimata
8/16/2015 04:12:46 pm

スケール表の各音が黒丸にしか見えないようでは…(>_<)
僕は、まだまだコードトーンとスケールがリンクしてこないです

度数表記したスケール表で覚えなければ(-_-;)
まずは、コードトーンをしっかり頭にたたきこみます

1357以外のスケール内の音を付加していく場合、まずは9thだと思います。その次にテンションノートを付加する場合、何度の音を入れる練習をするのが良いでしょうか?

返信
ひとし
8/17/2015 01:56:39 am

kimataさん、コメントありがとうございます!

#11と13のどちらでも構いません。違和感が少ない音は、13です。

Cから積み上げると#11が先にきますので、その方が付け加え易いと感じるかもしれませんね。

ただ、Cを下方に見るのも大切でしてそうすると13の方が近くになります。

Am、Am7と捉える事ができます。

#11はCとトライトーンの関係となります。つまり一番遠い音です。

これを加えるとDトライアドができます。完全にCトライアドとは分離されたサウンドです。

違和感、距離感が一番あります。

その観点で言えば、13から先に足すといいかもしれません。

でも、上述のようにCから垂直に積み上げると先に#11が来ます。

その方が連続した音の並びでやり易いという事であれば、構わないと思います。僕がそうでした。


返信
kimata
8/17/2015 09:25:37 am

詳しい説明ありがとうございます!!

13、#11とも、それぞれ付け加えて練習してみました。
僕にはまだ#11を操るには時間がかかりそうです(;´Д`)

まずは、13を付け加えて練習してみようと思います。

返信
ひとし
8/18/2015 12:54:46 am

13はチャーリーパーカーはフレーズの終わりに使います。おすすめです。

最後の音は優しく弾く、音を伸ばすか切るかをハッキリさせると意図したように聴こえますよ。

間違えたように聴こえなくするには、意思表示をすればいいわけです。

強弱や伸ばす時間、ラインの一番高い音、低い音、なだらかなラインから逸脱した音…さりげなく使うか、露骨に表したいかを気を付けながら練習するといいですよ。

一つずつ音を増やしていけば、どんな音でも使える事が分かると思います。



Kei
9/24/2016 08:56:19 am

いつも大変楽しく拝見させて頂いています!
僕は少しピアノを弾いていた経験があり、ヴォイシングを捉える時に135135...ではなくドミソドミソと考えてしまうのですが、数字の方が良いのでしょうか?

返信
ひとし
9/24/2016 10:54:38 am

Keiさん、コメントありがとうございます!

うーん、僕はドミソで考えた事がないので…返答に悩みます(汗)


ギターのヴォイシングなら慣れているドミソでいいと思います。

敢て言うなら、他のミュージシャンとのコミュニケーションのために、数字かアルファベットに慣れておいた方がいいかもです。


あとコード進行、インターバル、その他の理論の学びも含めてとなると、数字は楽だと思います。


ピアノや音符は音程の高低や音の表情などを表すのに適していますが…

理論の学びは、シンプルで身近なツールが適しています。

それで僕は数字と円を好んで使います。


音符と違い、12等分された円は時計と同じだからです。

それを眺めるのに頭を使いません。

また音の高低とかオクターブの概念すらありません。

サイクルとして完結しているので、仕組みを捉えるのに適していると思います。


つまり、インターバルとかインヴァージョンとか、トライトーンの解決みたいな事が誰でも見えるのでがいいです。

ミュージシャンでなくても仕組みは分かります。


感情移入に力を注ぐために、理論の学びはなるべく脳の負担を軽くした方がいいかもしれません。

その意味で円と数字はピアノや五線譜より抽象度が高いです。


でも、Keiさんがピアノをイメージする事が分かりやすいのでしたら、無理に変える必要はないと思いますよ。

ただ、他のミュージシャンとのコミュニケーションのために数字やアルファベットも慣れておくといいでしょう。

返信
von
9/25/2016 11:49:12 pm

ギター、ベースに長く触れているのに、タブ譜丸暗記の演奏から全く脱脚できず、どうにか指板の音階を理解しようと四苦八苦してる最中に偶然このサイトをみつけました。いままでの知識は一体なんだったのかと思うほど、根本的にギターへの考え方が変わりました。コードフォームに合わせてスケールを覚えるという考え方がはじめは全く理解できず、半日ほど考えて、CAGEDとフォームを変えて指板の移動させていく際にそれぞれのフォームに対応したスケールであることにやっと気付きました。さて、一点だけ、Cフォームに対応するスケール上の4弦の3のポジションが2フレット(一番左端を開放弦の音とするなら1フレット)になっていますが、3フレット(同2フレット)ではないかと思うのですがいかがでしょうか?

返信
ひとし
9/26/2016 11:34:24 am

vonさん、コメントして下さってありがとうございます!

この記事がお役に立ててすごく嬉しいです☆

また、チャートをしっかりご覧下さり間違いを見つけて下さった事もありがとうございます。

本当にあれは間違いです、すみません。

新しいものに作りなおさなければと思いながら手つかずとなって、忘れていました。

実にギターは音楽理論そのもののデザインとなっています。

もしよければ、EADGCサイクルシリーズを読んで下さい。

CAGEDは指板を大まかに捉えるのに役立ちますが、それだけでは実際アドリブをやろうとしても厳しいです。

ハーモニックな情報が少な過ぎます。CAGEDの各ポジションの中身がどうなっているかをEADGCサイクルでは説明しています。

ですので、CAGEDで全体像を捉えたらEADGCサイクルシリーズで詳細(というかギターの設計そのものですが)を見る順番がお勧めです。

EADGCサイクルシリーズの第一弾はこちらです↓

http://www.hitoshikawai.com/guitar/eadgc-cycle


コメントを下さり、ありがとうございました!

返信
m.sato
11/5/2016 06:41:23 am

youtubeのおすすめからここに来ました。(EADGCの動画です)
CAGEDは他の動画で見てはいましたが、ポジション移動の説明に終始していて、正直フーンという感じだったのですが、今は目鱗状態です。
最近、コードトーンを捉えることに真面目に取組んでいたので、一からやって行こうと思います。
貴重な情報ありがとうございます。

返信
ひとし
11/5/2016 05:34:42 pm

m.satoさん、コメントありがとうございます。
youtubeから来て下さって、とても嬉しいです。動画だけよりブログの方が多角的に説明できるので、是非ブログをご利用下さい。

ご指摘の通り、大抵のCAGEDはコードフォームとスケール運指が5通りある、という説明で終わります。

確かにその通りなのですが、そこから掘り下げる事が重要です。

誰もが知っている5つのコードに関連づければ、難解な事もシンプルに理解できるからです。

このブログでは、コードトーンの理解をメインのトピックとして扱っています。是非、これからもご活用下さい。

また、ギターの悩みなどをメールで教えて下されば幸いです。

僕の知っている事でしたらシェアします。

返信
Chickwa
2/22/2017 09:04:19 pm

ーーー例えば、Dm(レファラ)です。今度はレファラを135と考えるのです。
つまりCから始まる12345671ではなく、Dから始まる12345671をやりましょう。
使う音はCメジャー、何も変わりません。しかしスタートする音が変わると全く雰囲気が変わります。
上記と同じようにコードトーンを意識した練習をすれば、Dmコードに即したフレーズになる事が分かります。ーーー

◆勉強不足で理解力が無く質問させて頂くことをお許し下さい。
上記「レファラを135と考える」「Cから始まる12345671ではなくDから~」というのは『あくまでルート(1)をCのまま、23456712と弾いてみる』という意味でしょうか?
Dをルート(1)としてメジャースケールの指の動き1234567と弾いた場合、3はF#となりますよね。そういう意味ではなくあくまでルート(1)はCということで良いのでしょうか?

返信
ひとし
2/23/2017 07:09:12 am

Chickwaさん、コメントありがとうございます!

こちらこそ説明足らずで申し訳ないです。

仰る通りです、Cのキーです。ちゃんと理解して下さってますので、ご安心ください。

スケールの音は一切変わらないで、スタートの音を変えるだけです。

これにより、7つのスタート音(Cも含む)がありますね。

一応、これをモードと呼んでいて、7つそれぞれ名前がついています。

大きく分けて2つの使い方があります。

1コードに合わせて弾くため
2少しひねりを加えて弾くため 


キーがCの曲でもG7が4小節続くような時に、アドリブでCメジャースケールを弾くとどうなるか?

大抵はCメジャースケールというと、Cを中心に考えます。

Cで始めて、終わる、Cをロングトーンで弾くなどします。

ところがコードがG7でなっているところにそれをやると、確実に変な感じになります。

そんな時、G音から始まり、終わるCメジャースケールという視点があれば、コードにフィットした感じになります。


2は例えば、Cコードが延々と続くような時にドレミファソラシドだけではつまらなくなってきます。

そこで、ひねりを加えるわけです。

代表的なのが、シとファ(4と7)です。

シをフラットさせたり、ファをシャープさせたりします。

たった1音の違いですが、面白い効果があります。

こうやって書くと簡単ですが、便宜上名前がついています。

Cミクソリディアン、Cリディアンとなります。


混乱するといけませんので、ここでやめます。

でも、こういうややこしいものがどういう風に使われるか

返信
uronnakyaku
9/8/2021 11:50:56 pm

Eフォームを指板の垂直方向に4度ずつシフトしていくことでA、D、G、Cのフォームが順に現れるのですから、Eフォームのスケール運指全体も同様にシフトしていくわけですよね。最初に覚えることは少ないほうがとっつきやすいですが、スケール全体のシフトと捉えると塊が垂直方向にずれていくのが見えやすいという利点があるでしょうか。スケール運指は最初にCフォームを度数を含めて覚えてしまえば良いと思いますが、そのあとはそれ全体を垂直方向に4度ずらしていけば、EADGの順にスケール運指を容易に導けます。もちろん、各コードフォームの間を埋めて導くという見方は演奏上で必要かつ有用で、どちらの見方もあるべきとは思います。
各フォームのスケールを度数入りでCAGEDの順に並べていただいてますが、EADGCの順でも並べていただくと垂直方向にシフトしていくのが分かりやすいでしょうか。

返信
ひとし
9/10/2021 12:36:43 pm

コメントありがとうございます。

おっしゃる通り、スケールも度数でEADGCに沿って練習するのがベストです。
そうすると、2弦のズレがハッキリとわかりますね。
特に、EADは運指を楽に覚えられます。

あとは、G Cを一緒に覚えると良いですね。

その後は、細かくすると良いですよ。
スモールコードにして、そのスケール運指という具合に。
アドリブの場合、狭いエリアでスケールチェンジ出来る技術の方が、有益だと思います。

まずは大きく眺めて、全体像を掴んで、その後ミクロに展開しましょう。

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