コードトーンとブルースを基礎としたギターソロレッスン - HITOSHI KAWAI
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留学時代の思いで

7/1/2014

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1990年に私がたまたま入学したカレッジが、ラリーカールトンの母校でした。

すごくいい人だと先生方がみんな口を揃えて言ってましたよ。

音や演奏から伝わってくるイメージと、実際の人物は一致するってよく聞きますよね。


音や演奏から伝わってくるイメージと、実際の人物は一致するってよく聞きますよね。

留学する前、私はロックギター小僧でしたが、カレッジに入ったら周りに誰もそんな人がいませんでした。前衛とかジャズ以外ではスティーリーダンとかが話題になる事が多かったですね、ビッグバンドでも演奏してましたよ。

カレッジに入る前、自分はそこそこ弾けるという自負があったのですが…田舎育ちなもので、当時入手できる情報というのが日本のギター雑誌しかありませんでした。今のようにyoutubeでありとあらゆる音楽を勉強できる環境ではなかったのです。

ですから早弾きとかタッピングができるというのが上手い、というくらい無知でした。で、ジャズを学んでみたいなあと憧れてはいました。ただ私が留学したの音楽のためでなく、単にアメリカに行きたかっただけなのです。それでTOEFLという試験さえ点数を取れれば入学できるという事で、自力で勉強して入学するための最低限の点数を取って渡米しました。

でも入学して何をするかも分からず、(バブルな時代でした)母に好きな音楽をやっていいよと背中を押してもらってようやく音楽を専攻することになったのです。今のしっかりした若者たちと接するとみんなすごいなあと感心するばかりです。


井の中の蛙、とはまさにこの事と身をもって体験しました

それで初めてジャズインプロビゼーションのクラスに参加した時に先生が渡してきたチャートが、「all the things you are」という1939年にジャロームカーンによって作られた曲でした。

この曲は1コーラスで5回の部分転調があるのですが、それまでロックしかしらない私は転調って何?という世界でした…しかも英語もまるで分からなかったので、周りの人たちは完全に「お前何しにきた?」という状態でしたヨ…(苦笑)本当にオロオロするだけで、どうしていいか完全にロストしてました。

「ハイテクのギターソロができると思ってたのに、こんな大昔の曲の方が数十倍難しいとは…」

自分は実は何も知らない初心者だったと打ちのめされ、そこから必死に練習を始めました。

写真はラリーカールトンのデヴューアルバム ‘with a little help from my friends'、1968年の作品です。このアルバムはたぶん超レアなものだと思います。私が通っていたカレッジがたまたまカールトンの母校でしたし、生まれも育ちもそのエリアだったので所持している人がいたのでしょう。しかもこれは非売品なので…

名も無い地元の小さなカレッジでしたが、そこで彼が18歳の頃に学校でジャズコンサートを開いたそうです。

たまたまそこに小さなレコード会社のプロデューサーに「アルバムを作らないか?」と声をかけられて作ったのがこれです。イージーリスニングタイプでウェスモンゴメリーの真似みたいです。
荒削りですが、こういうキャリアの始まりだったのですね。すでに今につながるメロディックなスタイル、カントリーやブルースがジャズに混ざった原型がここで聴けます。

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このLPは今も友達の、Clint Ellis という当時私にジャズを教えてくれた人が、たまたまガレージセールで見つけたと、私がファンなのを知っていてプレゼントしてくれたものです。

私はいい友達に恵まれて、色んなライブに連れて行ってもらいました。アメリカはライブが大体当時15〜20ドルくらいで観る事ができました。すごくいい勉強になりました。

多分最初に観たのが近くのカレッジで行われた、フレディハバードのコンサートでした。ヒース兄弟などもいて良かったという印象しかありません、最もまだ私のジャズのリスニングのレベルもまだ初心者でしたね。

いい友達に恵まれたおかげで、ライブに連れて行ってもらうだけでなく色んなテープをもらったりCDを貸してもらったりしました。そしてジャズのコードについて教えてもらったりしました。本当にいい思い出です。



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