コードトーンとブルースを基礎としたギターソロレッスン - HITOSHI KAWAI
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スケールとコードは別物ではなく、 一体化させる - アドリブをするための必須事項

9/22/2015

2 コメント

 
コードとスケール
アドリブをするにはコードトーンをマスターする、でも闇雲に覚えても無駄です。CAGEDの各スケールポジション内でまずダイアトニックコードが弾けるようになる事が重要です。コードとスケールが一体化するのが目標で、それができると指板の把握は格段に向上します。

*この記事を執筆中くらいにEADGCサイクルに気づきました。「サイクルでやった方がいいじゃないか」と思われるかも知れません。ただ、サークルオブ5thsの概念がまだ希薄な方もいらっしゃるでしょう。その場合、スケール的にダイアトニックコードを弾く方が分かりやすいかも知れません。この記事を削除するすべきか迷いましたが、その理由でキープする事にしました。


ダイアトニックコードをCAGEDのスケールポジション内で弾く
​

前回はダイアトニックコードをネックに平行に弾く説明をしました。

4種の7thコードを覚えるために、CAGEDの各フォームをどう変形させればいいか分かりやすいのが理由でした。

​まだ読んでいない方はまずこちらをどうぞ。コードでスケールを弾く


​
しかし、これではコードトーンを把握するには全然ダメです。

なぜなら全て横移動を強いられるからです。

弾くのが難しいだけでなく、肉体的に弾けるフレーズだけに限定されてしまいます。

ここで普通の人が抱く、ポジション移動して弾ける事が「上手い」という概念を疑う必要があります。

実に必要な音はすでに近くにあるのです。

フレージングのニュアンスから横移動を選択する場合もありますが…
​
単純に指板をよく知らない、という場合もあるのです。


では、指板をよく知るためには?
​
CAGEDのスケールポジション内で、ダイアトニックコードを弾けるようになる事が一つの目標となります。

つまりCAGEDでスケールだけが弾けても全然だめだというのは、ダイアトニックコードも弾けないといけない、という事なのです。

​


ここからが難関、本当に基礎的な7thコードが身についているか?
​

前回の指板に平行にダイアトニックコードを弾いた場合、一つのフォームを4種の7thコードに変形しました。

そして、それらを覚えたという前提でしかこの先は進めません。

スケールポジション内でダイアトニックコードを弾くには、それらのフォームをミックスするからです。

​意外とこれが難しいのです。

つまづいたら、平行に弾いてみて思い出しましょう。

まずは6弦ルートであるEから始めるといいでしょう。


Eフォームのスケールポジションで始める
​

ダイアトニックを数字で1〜7とします。

Eフォームのスケールポジションで始めるのが最も簡単かも知れません。

6弦ルートから上昇していくからです。
​
5のCフォーム以外、全てオープン系のEADフォームで事足りるからです。

(下はフォームを示しています、コードと混同しないように)

1Eメジャー
2Eマイナー
3Aマイナー
4Aメジャー
5Cドミナント
6Dマイナー
7Dハーフディミニッシュド


同じ6弦ルートのGのスケールポジションでやってみる

次はGフォームです。

6弦ルートでGメジャー7を弾くのは大変なので、省略系(1〜4弦のみ)かトライアドでも構いません。
​

3のCマイナーフォームがすぐ思いつくでしょうか
​

最後の67は、6弦ルートEフォームに戻って弾くのが簡単です。

Eのスケールポジションとは違い、全てがスケール的に上昇していく感じになりません。


​1Gメジャー
2Aマイナー
3Cマイナー
4Cメジャー
5Dドミナント
6Eマイナー
7Eハーフディミニッシュド


Aフォームのスケールポジショポジション
​

AフォームはEの次に簡単かも知れません。

2のCマイナーフォームに慣れることがポイントでしょう。


​1Aメジャー
2Cマイナー
3Dマイナー
4Dメジャー
5Eドミナント
6Eマイナー
7Aハーフディミニッシュド


Cフォームのスケールポジションはローコードを思い出すといい

Cフォームはいわゆるローコードの弾き方です。

1Cメジャー
2Dマイナー
3Eマイナー
4Eメジャー
5Gドミナント
6Aマイナー
7Aハーフディミニッシュド

開放弦を交えないので、押さえ方が違います。


それにより全く別物に感じたかも知れませんが…

「ローコードに過ぎない」

という視点さえ持てば、結構簡単になります。

全ては、「最もシンプルな景色への関連付け」が鍵なのです。


​Dフォームのスケールポジション
​

最後にDフォームですが、すぐに2から6弦ルートに移動です。


1Dメジャー

2Eマイナー
3Eマイナー
4Gメジャー
5Aドミナント
6Cマイナー
7Dハーフディミニッシュド

7が難しいかも知れません。

​


ローコードを意識しつつ、最も狭い範囲で弾けるように心がける
​

Cのスケールポジションのように、ローコードに忠実なものもあります。

それ以外は、必ず1つ以上ローコードとは違う押さえ方を含みます。

例えば、ADなどの場合、ローコードでダイアトニックコードを弾くにはハーフディミニッシュドが半音下に収まりません。

そのくせハーフディミニッシュドは7番目、しかも1度しか出てきません。

ハーフディミニッシュドはトニックのすぐ半音下、として覚えましょう。

そういった例外はあるものの、部分的にはローコードを弾く要領で覚える事ができます。


練習方法

上昇、下降ラインを覚えたら、ブレイクダウンして練習しましょう。


  • 123、234、345、456、567、671、712
  • 176、765、654、543、432、321、217

この動きは単純に言えば、スケールをぶつ切りに上昇、下降しているだけなのですが…

このパターンは結構使えます。

コードの機能的に似たものの間に経過コードを挿入した形、となります。

このように最小単位の動きを仕込んでおくと、細かいフィルを入れる時に重宝します。

​また、コードソロ的な事をする時にも、組み合わせで長いラインを作る事もできるでしょう。


いかがでしたか?
​

スケールポジション内でダイアトニックコードが弾けるようになる、これはアドリブをするために大きな強みです。

コードトーンの把握を視覚化できるからです。

1音ずつ追っているようでは太刀打ちできません。

結局は基礎的な5つのコードフォームから紐解いているだけなのですが…

そこが肝心で、何も難しい事をしている訳ではないと分かります。

個別に覚えてはいけません。

5つのフォームに関連付けられるのです。

決して難しくしてはいけません、ギターはシンプルで美しいデザインなのです。

​EADGCサイクルを学べば、さらにそれを痛感するでしょう。


是非シェアしてください
​

この記事が役立った、という方は是非備忘録代わりにシェアしてください。

コメントで気づきを添えるとなおいいです。

またシェアしてくださると、僕にとって応援となります。

​ありがとうございます!

記事の更新をお知らせします

2 コメント
悠樹
4/9/2018 05:44:00 pm

河合さん、こんにちは!
とりあえず書いてあるポジションで理解することが出来ました!

1つ質問があるのですが、Aフォームポジションの7つ目のdimですが、Aフォームディミニッシュドと記載されていますが、僕はGフォームディミニッシュドで理解しているのですがやはり間違っていますか??
(CポジションでAフォームディミニッシュドは出ていたので質問させて頂きました。)

お手数ですが、お時間ありましたらご返信頂けると助かります!
よろしくお願いします!

返信
ひとし
4/10/2018 10:12:02 pm

悠樹さん、コメントありがとうございます。
もちろんいいですよ、その選択肢もありますね。
よく知られたものの方がいいかなあと、僕はAフォームを選びました。
このようにしっかり検証して下さって、僕はとても嬉しいです!
スケール的に把握できたら、ぜひ垂直にサイクルでやってみてくださいね〜

返信

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