コードトーンとブルースを基礎としたギターソロレッスン - HITOSHI KAWAI
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ブルースでアドリブ、ギターはペンタトニックスケールが華…でも他の音も使えるようになりたい

3/7/2017

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ブルースでアドリブ…ギターのフレーズはブルースペンタトニックスケールが最もかっこいいですね。

でも色んな音を混ぜられます。

色んな音を使える人、指板全域で弾ける人をみると羨ましくなりませんか?

反対にシンプルに弾いて個性を出すのも難しいです。


ブルースは簡単といえばそうですが、奥が深いです。


ブルースペンタトニックを指板全域で弾けるか?
​

誰でも得意なポジションはありますし、ギターはE A Gといったキー(シャープ系)が多いです。

ですから自然にそれらのキーで弾きやすいポジションが得意となります。

​それだとここぞという時に、不慣れなポジションでは指が反応してくれません。

ブルースフレーズはブルースの曲に限らず、いつどこでも欲しい時に出せるようスタンバイしておきたいものです。

そのためにはEADGCサイクルで練習するといいです。

​なぜか?


ギターは結局5通りのパターンだけという凄まじくシンプルな楽器
​

ギターは5通りのパターンに過ぎない、と知っていましたか?

もちろん複雑に繋げてもっと多くのパターンを作る事もできます。
​

一つのキーは指板全域にCAGEDで連結されています。
​
例えば好きな曲を練習する時、CAGEDで指板を見るのですが、その眺めに頭が固定してしまいます。

しかし、EADGCサイクルで各フレット5つのフォームに沿ってフレーズを練習するなら、キーやポジションの概念から解放されます。

ギターは結局5つのパターンに過ぎない、とてもシンプルなデザインになっている事がわかります。
​


一つのフレーズをEADGCサイクルで弾く練習
​

5度サイクルでフレーズを練習するといい、とよく言います。

つまりそれがEADGCサイクルなのですが、それを知らない人は普通EAフォームに沿って並行移動しながらやってしまいます。

僕もそうでした。

それで「それほど役に立つとも思えない」と練習を続けませんでした。


でも、EADGCサイクルを知ったらそれをやらずに何をやる?と思うほどです。

​


トレーニングをやってみる
​

practice roomというページでは、簡単なトレーニングを紹介しています。

​無料ですので、是非試してみて下さい。

トレーニングの要領が掴めた人は、全てに応用できる練習法だとわかるでしょう。


ブルースで新しいアイデアを試すのがオススメ

新しいアイデアを試すには、余裕が必要です。

ブルースのコード進行は誰でも知っており、コードチェンジを考えるストレスがないというのは大きな利点です。

また、ブルースはフレージングが重要で、大抵のギタリストは馴染みがあります。

その歌い回しができていれば何でも挿入できます。

つまりブルースのフレーズの中にちらりと代理コードを挿入するだけでも、結構自然なアウトフレーズになります。


とは言え、まずはこれができなきゃというやつを紹介します。

それは…


メジャーペンタトニックをミックスしてみる
​

最も使われる運指をそのまま平行移動すればメジャーとマイナーペンタが弾けます。

分かりやすくTABにしました。

​小節線は無視してください。
ブルース アドリブ ペンタトニックスケール
ブルース アドリブ ペンタトニックスケール
メジャーペンタトニックにはb3を足しましょう。

メジャーペンタトニックでブルースを弾く時には、b3を一緒に仕込む必要があります。

トニックの時はメジャー3rdでもかまいませんが、サブドミナントの時にはどうしてもb3を弾く事になります。

マイナーペンタトニック運指のb5のポジションが、メジャーペンタトニック運指のb3になります。

動画で説明していますので、チェックしてください。

すごく簡単です。

​
ブルースではD7を弾く時にはb3でないと、おかしな感じになります。

A7からD7になるたびに右往左往していてはどうにもなりません。

同じポジションで弾けるようにしましょう。

こんな感じです↓小節線は無視してください
ブルース アドリブ ペンタトニック


多くの場合、メジャーとマイナーのミックスで弾いている
​

例えば、キーがAだったら6th(F#)をよく使います。

トニックA7でも使いますが、7th(G)を使っておいて、サブドミナントD7の時に6th(D7のメジャー3)を弾くとコードチェンジがはっきりします。

この場合メジャー、マイナーペンタトニックという視点よりは、コードトーンを意識した弾き方と言えます。

​
ブルース ペンタトニック ギターアドリブ
小節線は無視してください

また、ドミナント(この場合E7)もメジャーペンタトニックで結構いい感じになります。

2nd(B)を使うと、コードチェンジを表現できます。

ブルース ペンタトニック ギターアドリブ
小節線は無視してください


12音中、9(10)音使える事になる

ブルース アドリブ ギター ペンタトニック
メジャーとマイナーペンタトニックをミックスすれば、かなりの音数になります。

これらを自在に組み合わせられれば(それが難しいのですが)色んな事ができます。

注意点は、大抵スケールの説明では2オクターブで書かれています。

全然実用的でありません。


ですので、細かく部分的に捉えましょう。

ブルース アドリブ ギター ペンタトニック


ブルースにコードトーンを絡める
​

コードトーンの視点とは何でしょう?

メジャーとマイナーペンタトニックのミックスはスケール的な視点ですので水平的なラインになりがちです。

悪い言い方をすれば、何を弾いても無駄な音がいつもつきまとってきます。

コードトーンで弾く場合、厳密にそれだけを選んで弾くことができます。

つまりコードチェンジの輪郭を出したければ、それそのものを弾けばいいのです。


音を点で狙うようなイメージです。

だから無駄を省く事ができます。

そして無駄を削ぎ落とした後、装飾音を加えるとその効果がよく分かります。

さらに垂直的で跳躍の激しいラインが弾けるようになります。


代理を絡めると複雑感が出せる
​

アウトフレーズもブルースでトライするといいです。

下の動画ではスケールを使うというよりも、代理コードをさらりと使っています。

僕はそれだけで十分楽しめます。

​


コードをそのまま弾くだけ

何も難しい事はしていません。

シンプルにコードを弾いているだけです。

コツはブルースのフレージングをよく感じる事、くらいです。

そしてブルースのフレーズにスムースに繋げるだけです。


敢えて言えば、運指的に難しいかもしれません。

代理コードは普通でない運指を強いられるので、そこが難だと言えばそうです。


例えば、EmーEb7ーD7のチェンジを動画で弾いています。

完全にコードトーンだけです。

各コードを半音か全音で繋げているので、スムースに聴こえます。

​コツはそれだけです。

(下図の小節数は無視してください)

ブルース コードトーン 代理


実際にコードを弾いて響きを確かめる練習をするといい

コードトーンを絡めるといっても、ブルースフレーズ以外のコードが混ざるので慣れないと難しいかもしれません。

音程の跳躍が激しい、運指が難しい、というのもあります。

まずはコードをじゃらんと弾いて響きを聞きましょう。

それに対する反応がフレーズになります。


下図はE7に対する6th(C#)をちょろっと入れているだけです。

間抜けな感じが気に入ってます。

D7へ半音下からのアプローチと捉えれば簡単です。

これはディミニッシュドスケールのコード分解を使っています。

ですから必ずしも半音下からD7に解決するためというわけでもありません。

普通はドミナントはトニックに解決しますからね。

(小節数は無視してください)
画像


つなぎを意識できれば簡単
​

一瞬であればアウトした音使いも違和感ありません。

ですのでまずはブルースフレーズにほんの2、3音のコードトーンを挿入する事から始めましょう。

すぐにブルースフレーズに戻ればスムースに聞こえます。

露骨に入れてコントロールを失うより、少しずつ入れる方が賢明です。

​
下は理論的に言えば、E7オーギュメンテッドになります。

単純にG#(E7の3rd)をGの代わりに弾いているだけです。

でもオーギュメンテッドコードの強烈な響きは印象的ですね。

運指も非常に簡単ですし、色んな所で使えます。

画像


ブルースは楽しい

簡単なブルースを素材にし、ひねりを加えて遊ぶのは楽しいです。

今後もこの記事を更新していこうと思います。

​まずはここまでにしておきます。


​途中ですが、気に入ったら是非シェアしてください。

記事の更新をお知らせします

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