コードトーンとブルースを基礎としたギターソロレッスン - HITOSHI KAWAI
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「3コードあれば簡単な曲は弾けるよ…」と言う人は多いけど、なぜ?って聞かれたら答えられない人も多い

8/9/2015

7 コメント

 
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3コードで簡単な曲は弾けます。3コードで弾ける曲を調べてみて分かったのはほとんど洋楽でした。

「3コードあれば簡単な曲は弾けるよ」というセリフは初心者への励ましの言葉みたいで、J-popをやりたい人は納得できないかもしれません。

で、「3コードあれば簡単な曲を弾けるよ」と言う人は「なぜ3コードあれば簡単な曲は弾けるのか?」と考えた事はありますか?

​また、なぜ洋楽は3コードでカッコいい曲が多いのか?3コードでカッコいい曲を作るにはどうしたらいいか?について書きました。

ギターでよく使われるキーの3コード hitoshikawai.com/guitar
ギターでよく使われるキーの3コード hitoshikawai.com/guitar


3コードで弾ける曲ってホントにあるの?
​


こちらで3コードで弾ける曲(洋楽)のリストと歌詞を紹介しています→3 chord songs D A G

このページには59曲の洋楽がリストされています。

他にも動画付きで10曲紹介しているページもあります。

で、思った事が2つありました。

  1. J-popで3コードで弾ける曲はあまりないのに、洋楽にはたくさんある
  2. J-pop好きな初心者が挫折しないようにするには?

2を解決しようとした本がすでにありました。

ヤマハから売られていた「セーハなし」「コード3つ」から人気曲の弾き語りという本です。

全て3コードに簡略化した本ですが、弾けても同じように聴こえるわけがありません。

「売りたいから」、といってこういうものを作ると信用を失う良い例でしょう。

「セーハなし」「コード3つ」から人気曲の弾き語りは絶版です。


上の動画は、曲中の3コードで弾かれている部分だけを抜き取ったメドレーです。

3コードでいろんなメロディーが紡がれる事が学べるでしょう。

知っている曲もちらほら出て来ると思いますよ。


実は大切な部分。3つのメジャーと3つのマイナー。
​


3コードとは、CのキーでいうとC、F、G。

経験的に知っている人も多いですが、知っておくと便利なアイデアがあります。

たった2つのコト。それらは…


  • ダイアトニックコード
  • 音を数字に置き換える


ダイアトニックコードについてご存知でない方は以前の記事を参考にして下さいね。

ダイアトニックコードを学ぶだけで、初心者の方は開眼するでしょう。簡単に説明しましょう、例えば…

まず、ドレミファソラシドをアルファベットに置き換えると、どうなるでしょう?

CDEFGABです。

CDEFGABの各音にコードを乗せると、C Dm Em F G Am Bdimとなります。このパターンはキーが変わっても同じなのです。

G = G Am Bm C D7 Em F#dim

D = D Em F#m G A7 Bm C#dim

と言った具合です。

スケール(ドレミファソラシド)を数字に置き換えると、効率よく学べますしプロの現場でも数字を使います。

​

で、Cのキーで3コードを数字にすると、C、F、Gは1、4、5を指します。

明るい曲の場合の3コードはこの1、4、5でできています。

キーがGならG、C、Dです。DならD、G、Aです。数えて見て下さい。

暗い曲の場合はCのキーなら6、2、3を使います。全部マイナーコードでAm、Dm、Emです。


プロの現場では数字を使う

音楽の理論の授業ではアラビア数字でなくローマ数字表記されています。

チャートですぐに分かるようにしました。

PDFファイルにしましたので、ダウンロードしデスクトップですぐにチェックできるようにしておくと便利です。

逐一コード名で覚えるよりは、数字にしちゃえば簡単です。


簡素化できて、応用が利きます。

パターンA、パターンBみたいに考え易くなります。

後はキーを考えるだけ。

というのも、シンガーによって声域が違うので楽譜のキーでは歌えない事態がよく起きるからです。


スタジオでも、デモ用シンガーで録ったキーと本番用シンガーがわずかに違うなんて事があるそうです。

ナッシュビルのスタジオでは数字で書いたチャートを「ナッシュビルシステム」などと呼んでいるそうです。
​

逐一コード名で楽譜などで覚えてしまうと、それで頭がブロックされてしまいます。

数字で常にパターン化する習慣をつけておけば、聴いた瞬間にコード進行を数個の塊として認識できるようになります。

曲を覚えるのが格段に早くなりますし、理解も深まりますよ。

早見表をデスクトップにダウンロードする↓

Diatonic chords chart hitoshikawai.com/guitar
Diatonic chords chart hitoshikawai.com/guitar


なぜ3コードで簡単な曲は弾けるのか?
​


じゃあ、なぜ3コードで簡単な曲は弾けるのか?その答えは…

各コードをバラしてみればわかります。

それぞれのコードトーン、明るい曲の場合

  • C = CEG
  • F = FAC
  • G = GBD


CからBのスケール7音全てが網羅されています。

スケールを数字に直してみると、C D E F G A B = 1 2 3 4 5 6 7 。

  • 1=135
  • 4=461
  • 5=572

1〜7までが確認できます。

​つまりどんなメロディの音でも、一つのキーでおさまるものならば、3つのコードのいずれかに当てはまるのです。

マイナー、暗い曲の場合

  • Am = ACE
  • Dm = DFA
  • Em = EGB


数字にすると…

  • 6=613
  • 2=246
  • 3=357

3コードがスケールの音を全てカバーするから弾けるのだと分かります。

で、「すごい!目から鱗が落ちた」と思う人が多いかもしれません。

ただし、そこで終わってしまうともったいないのです!

次はそれら3つのコードのミックスを見ましょう。



実はほとんどの曲がメジャーとマイナーのそれぞれの3コードがミックスされているにすぎないのです。



メジャーもマイナーも3つのコード上の順序で書いたのは理由があります。

簡単な曲は3コードで弾けるといいましたが、それは伴奏をどうつけるか?という事です。

言い換えれば、洗練された曲でも(部分転調がなければ)、3コードに簡素化したり、簡単な曲を沢山のコードをつけて複雑化できます。

これは伴奏をする人の自由裁量の部分で力量が問われるところです。

リハモナイゼーション(略してリハモ)といいます。

オリジナルの雰囲気は損なわれます。


上述したヤマハの3コードに簡素化した楽譜が例ですね。

メジャーとマイナー、3つのコードをミックスしていきます。

J−popが好きな初心者の方は3コードの曲がほとんどないので、やはり4つ以上のコードを覚える必要があります。

それで、このように理解をしながらコードを覚えていくと、まとまり感が得られると思います。

​

今回はメジャーの曲だけを説明します。

マイナーの曲の場合、一部説明を補足する必要がありますので別の機会にします。

  • 1=135 と 6=613
  • 4=461 と 2=246
  • 5=572 と 3=357


実はまだ7=724がありませんでしたが、ここで挿入します。

  • 1=135 と 6=613
  • 4=461 と 2=246
  • 5=572 と 7=724

3はどこへ配置されるのかというと…

  • 1=135 と 6=613    3=357
  • 4=461 と 2=246
  • 5=572 と 7=724


「コード名が違っても響きが似ている、なぜだろう?」

と思った事はありませんか?

実は…

赤い数字は共通音です。3音のうち2音が同じなので、響きが似るのです。

それぞれの3コードは実は機能別にグループ分けされているのです。

これを知ると、コードを深く理解できるキッカケになります。

それは…


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トニック、ドミナント、サブドミナントの3種に分ける



上述の最終形を見て見ましょう。

  • 1=135 と 6=613    3=357
  • 4=461 と 2=246
  • 5=572 と 7=724

便宜上グループ分けの名称があり、覚えると考え方がシンプルになります。

上から1=トニック、4=サブドミナント、5=ドミナントといいます。

機能を何かに例えると、トニック=家、サブドミナント=友達の家、ドミナント=会社、学校です。

僕はこのように考えています。


トニックは帰って来る場所、最も落ち着く場所です。サブドミナントは外出先、友達の家など。

ドミナントは会社、学校です。緊張する場所、家に早く帰りたくなる場所です。

一番上はさらに分類されて、トニックメジャー、トニックマイナー、サブトニックなどと言われています。

こういう捉え方ができると、便利です。

  • 雰囲気を変えたい時に、同じ機能で別のコードを使う
  • コードの機能を大まかに捉えると、コードに対応したギターソロを弾くのが簡単になる
  • 部分転調を理解する基礎となる


簡単に書きましたが、大切な基礎知識です。

複雑、難解なものにチャレンジするほど、基礎知識をマスターする事が大切なってきます。

ところで、なぜ洋楽には3コードで弾ける名曲が数多くあるのか?

疑問に思う人は多いです。

単純に洋楽の方がレベルが高いから、と洋楽ファンは答えたいところでしょう。

でも、なぜでしょう?


なぜ洋楽の方が3コードで弾けるカッコいい曲が数多く存在するのか?



なぜ洋楽の方が3コードで弾けるカッコいい曲が数多く存在するのか?

そもそもブルースが基本的に3コードでできていて、死ぬほど量産されてきました。

歴史(ビジネス)を通してアップデートさせてきただけで結構なカイゼンがあると思います。

だから「洋楽の方がレベルが高い」ハイ、その通りです。でも…

今のJ-popは洒落た曲も多いです。ただ3コードの曲がないので、比較できません。

カッコ良くするために4つのポイントを紹介します。

基礎的ですが非常に大切です、


それは…



3コードでもカッコ良く聴かせる4つの作曲テクニック


洋楽は下の項目を操るのが昔から長けています。

  1. リズックなアイデア(音を置く場所)で期待と裏切りを上手くコントロールする
  2. メロディにブルーノートを絡めて汚す
  3. メロディにエクステンションを絡め、コードとメロディの距離感をコントロールする
  4. リフを用いてパターン化したパートとそうでないパートを区別する

素朴というか童謡っぽいと思える曲の特徴は…

  • メロディの中のロングトーンが大抵コードトーンのどれかになっている
  • 曲の最後の音がトニックで終わる(キーがCならドで終わる)
  • メロディの始まりが大抵小節の1拍目にある
  • ロングトーンが大抵ダウンビートになっている

つまりカッコ悪くしたければ、上記の1234を無視した曲を作ればいいのです。

普通の日本人が持っているメロディは下のような感じです。

そもそもポップミュージックはアメリカの黒人音楽をルーツとしているのですが、全くそういうニオイがしないのは1234に工夫がない曲が多いからです。

ブルースやゴスペルをルーツに持つアメリカではどうなのか?

具体的にいうと…

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1. ゴスペルやブルースは音の置く場所が違う
​


黒人教会ではコール&レスポンスという手法があります。

一人が短いフレーズを歌い、大衆がそれを真似る、または応えるというスタイルです。

この場合、大抵フレーズが1小節目の1拍で始まりません。

例えば、カウントして「 One, Two,,,,,」Threeと言う辺りですでにメロディが始まります。

これをピックアップと呼ぶのですが、この大前提が全く日本人のソレとは違うのです。


音の置き方が高度というか、リズミックなアイデアが豊富です。

メロディがダウンビートで終わったら、次のメロディがアップビートから始まるとか…

大抵メロディの最後の音から次の始まる音の位置を予期したり、パターン認識しようとする心理が働きます。

それを利用し、敢えて期待させておいて、裏切るように仕組むといいです。


これをやると、予測できない感じになり、スリリングになるのです。

そればかりだとイジワルなので、時には期待に沿ってあげます。

こうやって弄んでやると、リスナーは喜ぶのです。

期待と裏切りのメカニズムを上手くコントロールするのが大事です。


​2. ブルースやゴスペルはブルーノートをメロディに加える


黒人音楽には音階の中に、ブルーノートが加わります。(ex. Key in C の場合、 Eb Gb Bbの音)

これは黒人独特の体臭(ファンク)が漂ってくる音で、元来日本人には気分が悪くなる音です。

しかしポップの世界ではこれがなければ…、というくらいの大切な音です。

日本人のシンガーでR&Bと自称する場合、メジャー7コードが鳴っている時にでも自在にブルーノートでフレーズが歌えないようであればその人はニセモノと言って差し支えないでしょう。

ギタリストでメジャー7( ex. Cmaj7) のコードをバックにブルースフレーズで弾き倒せない、というのも然り。

まさかドミナント7( ex. C7) で弾けないとなると…これが結構いるのが現実です。

ドレミファソラシドのメジャースケール以外にブルースのフレーズをメロディに加えると、泥臭さを演出できるのです。

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3. コードに対してメロディはノンコードトーンを多用する
​


コードに対して、ノンコードトーンを上手く扱うと距離感を作り出せます。

距離感とか浮遊感を作っておいて、コードトーンに戻って安心させる。

またはその逆もカッコいいです。

敢えてリリースしないで、浮遊感を漂わせたままにするのもテクニックです。

これが多く含まれると簡単なコードであっても、重力に逆らうメロディが漂う事となります。

つまりシンプルさの中に洗練した響きをもたらす事が可能になるのです。

ですから敢えてノンコードトーンをロングトーンでキメたり、メロディの音をノンコードトーンで締めくくるのです。

例えば…

Cメジャーをバックにレやシの音をロングトーンでハミングすると分かります。慣れないと難しいかもしれません。

つまりCメジャートライアド(ドミソ)を鳴らしていても、メロディラインでCmaj9などといったエクステンションのコードサウンドを醸し出せるのです。

ありがちなマインドブロックはメロディとコードは別物という考え方です。あなたは大丈夫ですか?

たとえ伴奏がドミソであっても、メロディがシをロングトーンを出している間は全体の響きはCmaj7なのです。

そうする事で安心しきった雰囲気から逸脱できるのです。



4. リフを使って静的なパートと動的なパートに分ける
​

リフというのは短いフレーズのパターンです。その上にアドリブ的にメロディを付けていきます。

ブルースやR&Bやロックでは大抵リフが用いられています。

コードが終始感へ向かっていくだけのものばかりではつまらなくなるからです。


特に踊らせたい音楽ではそうです。むしろずっとワンパターンの方が踊り易いのです。

メロディやハーモニーよりリズム重視なのです。

ハーモニー的には静的で、終始感へ向かわないパートとなります。

これをAセクションとして、Bセクションで動的で終始感へ向かうハーモニーとメロディを作るケースが多いです。



逆ももちろんあります。

そうする事で踊り易く、またリフによって覚えてもらい易い曲になるのです。

メロディを思い出せなくても短いフレーズのパターンが曲を印象づけてくれるのです。

これらが単純な3コードを洗練させるテクニックです。

画像

もっと深く掘り下げたい方は


コンタクトページから登録して下さると、動画でマニアックな説明を観る事ができます。

基礎的なトピックを掘り下げると、色んなアイデアがつながって面白いですよ。


終わりに


いかがでしたか?

作曲についてのアイデアまで含みましたので、初心者の方で3コードで弾ける曲を探して来られた方にはキツかったかもしれません。

オリジナルを弾き語りでやりたいという人にはきっと参考になると思って書きました。

またギタリストにとって、いやミュージシャンにとって基礎の基礎となるアイデアだと思いますので知らない人には是非学んで欲しいと思って書きました。

なぜなら作曲のアイデアと書きましたが、アドリブソロを弾くためのアイデアでもあるのです。

参考になれば幸いです。ブックマークして何度も読み返す事をお勧めします。

またツイッターなどを使って忘れないように、この記事から学んだ事をツイートしたり、フェイスブックなどにシェアしておくと学びを効率化できます。

是非コメントを残して下さい、あなたの意見をシェアして頂けると嬉しいです。

僕が気付いていない点を教えて下さい。

また、僕の説明で分かりにくい所を教えて頂けるとありがたいです。

あなたに最適なコンテンツを提供できるよう、カイゼンし続けていきます。

そのためにあなたのフィードバックを必要としています、是非よろしくお願いします。


最後まで読んで下さり、ありがとうございました。


記事の更新をお知らせします

7 コメント
えいこ
2/8/2016 03:02:33 pm

ギター習いたくてもすぐ断念してきましたが、3コードだけで楽しめるなら、そこからチャレンジしてみてもぃいいなと思いました。豊富な情報ありがとうございます。でも、l少し初心者の私には理解するまで時間が必要です。

返信
ひとし
2/8/2016 05:59:33 pm

えいこさん、初めまして。長い記事を読んでくださってありがとうございました。

確かにこの記事は、初心者には難しいです。

ギターを長年やっていても、これについて知っていそうで知らなかった人は多くいます。

そんな方には、目から鱗が落ちる体験になったかもしれません。

でも、みんな「最初から知ってたらなあ…」という反応だったろうと推測します。

このブログはそんな基礎的なトピックばかり扱っています。

ですので、もしギターを始められるのであれば、是非もう一度この記事を読み直して下さると時短になるかもしれません。

そして、お勧めしたいのがCAGEDシステムシリーズの記事です。

良かったら読んでみてください。http://www.hitoshikawai.com/guitar/caged

返信
かおる
5/5/2016 09:27:52 am

初めまして。私はシンガー、ソングライターを目指しています。

最近、コード進行の考え方、付け方を勉強しています。3コードでもカッコイイ曲が洋楽にはたくさんあるのに日本には?と思っていました。この記事に辿り着きとても私にとって有意義な記事だったのでコメントさせて頂きます。

私は詩を書きたいという想いから作曲を始めたのですが、いまいちコード進行の考え方が分からないのです。ただコード進行を暗記しても活かせない気がします……どう勉強していけばいいのかアドバイスがあれば教えて頂きたいです。

ちなみに今はパターンを掴むために好きな曲のコード進行をノートに書きだして気づいたことなどを書いています。

返信
ひとし
8/4/2016 07:14:28 am

かおるさん、コメントありがとうございました。

返信が遅れまして本当にすみません…

詩がまず最初にあるというのは、僕はいいなあと思います。

歌詞の世界から曲が生まれる方が、コード進行パターンで量産という罠にハマらないかもしれません。

コード進行を学ぶと所詮はパターンに過ぎないと分かるでしょう。

ですので今のように好奇心を持って、少しずつ独学で学ぶと自分の好みのコードから拡げて行けるのでそれもいいと思いますよ。

ノートに気付いた事を書く習慣があれば、是非全ての曲をCのキーに書き直すというのはどうでしょう?

そうすると、好きなコード進行の共通項が見いだせると思います。

もしかしたら同じコード進行とかだったりするかもしれません。

またコード進行だけに答えが見いだせない時もあると次第に分かるでしょう。

コードに色んな数字が足されていて、広がりを感じさせる響きや、またヘンな響きをさせるものもあると分かるでしょう。

簡単なコード進行でも、響きに厚みをもたせたり、敢えて減らしたり、またその組み合わせをしたりしていると気付くでしょう。

コード進行だけを学ぶというより、曲のアレンジ全体をよく聞く事がいい練習になると思いますよ。

具体的にはコードの構成音について学ぶ事をお勧めします。

コード進行は簡単なのにどうして違って聴こえるんだろう?という疑問を持つ事から始まると思います。

そこで、コードの構成音以外の音がどんな風に付け足されているのかを調べるようになるでしょう。

9th、1ʌ

返信
前木
12/23/2019 02:26:17 am

メール失礼いたします。

当方、心理カウンセラーで、音楽療法を取り入れている者です。また、ドラマー・パーカッショニストでもあります。クライアントさんに楽器を弾いてもらったりしますが、心に辛さがある人は、楽器を練習したり、理論を学んだりするのが難しい状態です。

そのため、そんな人でも、本能的に演奏できて、訓練や勉学が不要な楽器や奏法を常に研究しております。

そこで今、ライアーハープというのに注目しています。小さな者は、ポータブルですが、7弦を持っており和音を作ることができます。これを3台同時に使用し、それぞれに、トニック・サブドミナント・ドミナントの役割をもたせるようにチューニングすれば、順番に弾くだけで伴奏が可能なのではないかと考えています。

が、コード理論に関する知識が十分でないので、どのようにチューニングするのがベストか、悩んでいます。

極力、キーの変化で移調の必要が少なく、メロディと組み合わさったときにメジャーにもマイナーにも聞こえるようなチューニングができないかと考えているのですが・・・

もしよろしければ、貴殿の豊富な知識・理論的理解にて、私に上記についてのご意見を、ご教示いただけないでしょうか?

ご検討いただければ、幸いです。

ライアーハープの動画(私自身の出演です)を参考にリンクします。
https://www.youtube.com/watch?v=QVV_2NjyH8A

よろしくお願いいたします。

返信
ひとし
12/24/2019 06:55:24 pm

ちょっと考えてみたのですが、FACEGBDというチューニングはどうですか?
短絡的ですが、下から3弦ずつがサブドミナント、そしてトニック、ドミナントとなります。
これなら叩く場所を分けるだけで、3コードできますね。

他の二人には、DEFGABC、ABCDEFGで分けて見るといいかもしれませんね。
多分、メロディが7音で、しかもAからGの音域で収まる曲は少ないと思うので、少し音域に幅を持たせて、二人で分担するといいかもしれませんね。

僕にはこんな感じくらいしか思いつきません。
物理的に可能かどうか分かりませんが…上手く行くといいです。

返信
前木
12/24/2019 10:05:26 pm

見ず知らずの者にアドバイスありがとうございます。

DEFGABCは、ドリアン・スケールになりますね?

ちょうど、友人でDTMで作曲などもやる人に、同じことを相談したら、ドリアン・モードを使ったら? と言われました。

メジャーとマイナーのHalfway(彼はアメリカ人なので英語でやりとりしています)に当たるから、とのことでした。

ドリアンがよさそうですね。ありがとうございます。

返信

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