ギターでアドリブするための、指板の構造とコード理論の学び- HKGuitar
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コード理論はギターで学ぶ - 指板は5度圏(サークルオブフィフス)で出来ているから

12/13/2014

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セブンスコード
ギターのコード理論は指板を使った方が現実的です。音符では演奏と直結し難いからです。

ギターの指板のデザインは5度圏(音楽理論)の投影です。実に理論的で、ピアノより優っていると個人的に思います。

とは言え僕は音符を否定しません。楽譜を用いて進化した西洋音楽の歴史です。

ただ、理論を学ぶには指板で直接学んだ方が頭に入りやすいです。


音符で学ぶならピアノがいい
​

ピアノの鍵盤はシンプルです。

左に行くほど音程が低く、右に行くほど音程が高くなります。

それはちょうど、五線譜の下方(ピアノの左)と上方(右)に一致します。


つまりピアノで理論を学ぶと分かりやすいのは、五線譜を用いるからです。

これは明白です。

それで音楽理論を学ぶとなると、音符で示されます。

しかし多くのギタリストにとってそれが高いハードルとなります。


鍵盤と音符の読み方を学ぶのは面倒
​

趣味でギターを弾く人には面倒です。

社会人でギターを触る時間を確保できない人には、特にそうです。

これが問題です。

ある程度ギターの演奏能力が上達すると、自由にアドリブしたくなります。

そのためにはコードに精通しなければなりません。


そこでコード理論は避けて通れない、でも音符は面倒となるのでしょう。

ただ純粋にコード理論を学ぶのであれば、ギターで学べます。

問題はギターの指板の構造を知っている人があまりいない事です。


それは本当です。

なぜこれまでギターが分かりにくい楽器だったのか?

この記事を読めば、それを知らずにギターを弾いてきた事自体が奇跡と言えます。

​


指板は5度圏の投影

ギターは5度圏=サークルオブフィフスの投影です。

こちらの記事を読めば、指板のデザインが音楽理論の基礎そのものだと分かります。

ということは、指板のデザイン自体を学べば色んな事が分かってきます。


  • 12キー
  • 3コード
  • 2−5進行(ダイアトニックコードの4(5)度進行)
  • トライトーン代理

などが非常に分かりやすくなります。

指板がそれに一致していると知れば、機械的なパターンに過ぎなくなります。


5度圏がギターの本質
​

音楽理論の最初に学ぶのが5度圏です。


それだけにアマチュアギタリストで重んじる人はいないようです。

5度圏は基礎だけでなく、非常に大切なのです。


キーにシャープやフラットがどう付くのか?程度の話で終わってはいけません。

コード進行、トライトーン代理に至るまで学ぶことが大切です。

トライトーン代理が分かったら、オルタードスケールのコード分解にまで言及すべきです。

これらの難解なトピックをギターの場合、シンプルに捉えられます。

なぜなら5度圏に沿ってギターで弾けるからです。

​


サイクル=完結している
​

5度圏とは5度のサイクルです。

サイクルの素晴らしいのは、パターン化できることです。

つまり完結しているのです。
​

サークルオブフィフスの円がギターの指板に垂直につながっています。

これを知るだけで、上述した理論が簡単になります。


コード理論を学ぶ上で難しいのは、7thコードやダイアトニックコードです。

これらを理解できない、つまり指板上で見えていない人は多いです。


7thコードくらい弾ける、といっても4種の7thコードを指板全域で弾けるか?となるとできる人は少ないです。

それはそもそも完結しているという概念がないからです。


つまり幾つ覚えればいいのかも分からないし、得意エリア以外は未開の地となっています。

​しかしサイクルで完結していると知れば、パターンに沿ってやればいいだけです。


コード理論の説明は5度圏(サークルオブフィフス)の円が分かりやすい

ギターは5度圏(サークルオブフィフス)によってデザインされています。

​ということはコード理論も5度圏で学ぶ方が、ギタリストにとっては分かりやすいのです。

指板にそのまま映し出されるコード理論にびっくりするでしょう。


ギタリストには音符で学ぶより、円の方が合うのです。

音符を使わない事に罪責感を持つ必要はありません。


ただし、コード理論を円で学ぶからといって音符はいらないとは言いません。

​


音符(楽譜)は時間軸を表せる
​

音符は時間を表せるのが一つの特徴です。

よってスコアには最適です。

ギターの場合、コード譜が多いです。

この場合、コード進行だけ分かればいいのではありません。


リズムのアクセントやアレンジを合わせるために、音符のリズムの表記を読む必要があります。

また曲の進行も楽譜によって理解できます。


つまりバンド演奏には楽譜の読みは必要なのです。

できないと、コミュニケーションがスムースになりません。

それはリズム面に限りません。


例えば…

「Cセクションの4小節目、Bm7はB7(b9)に…」と言われたら、すぐに反応できるといいですよね。

その箇所のラインにDやC#が含まれていたら、D#やCナチュラルに書き変える必要があります。

これができるのは音符も読めて、コード理論も知っている人です。


こういった演奏の環境にいるギタリストは、音符は必要です。


アドリブするならコード理論を学ぶ
​

スケールを学んでアドリブを始めよう、という人は多いです。

確かに、ペンタトニックとメジャースケールを学べば少しはできます。


でもコードを学べ、と強く言う人は少ないかもです。

何となくソロ=スケール、コード=バッキングというイメージがあるのでしょう。

ソロを弾けるようになりたい人に、コードを学べと言うと垣根を高くしていると感じるのかも知れません。


でも正直に言うと、ソロこそコードなのです。

長い目で見る事は大切です。

なぜならすぐには理解できないからです。

​


コード理論の基礎を学びたいのであれば
​

ブログ記事にはコード理論に関するものが多くあります。

ですからそれを読みながら、ギターを弄るだけでかなり分かると思います。

しかし、個人によって理解力の差はあり、演奏レベルもジャンルも違います。

ですから、何をどこまで学ぶ必要があるのか、人それぞれ違うのです。


理解できたと思っても、数年経ってようやく腑に落ちると言うことはよくあります。

それは自分のある視点で理解できたと思っていたものが、他のトピックと繋がる時によく起こります。


そういった見えていない事と繋がるようお手伝いしています。

情報は情報に過ぎません。

しかし個人のフィルターを通すと特別になります。


分かっているようで、分かっていないのです。

​見えているようで、見えていないのです。


コード理論を学ばないとどうなるか?
​

いつまで経っても同じところから抜け出せません。

経験を重ねれば、断片的な理解は増し加わります。

それでおぼろげに分かってくるでしょう。


しかし確信がないのは変わりません。

腰を落ち着けて、じっくり学ぶ必要があるのです。

指は動くようになり、テクニックはある程度習得できた…

経験や練習でリズムやタイミングもよくなります。


しかしコード理論はやはり勉強です。

​面倒だからこそ多くの人がそこでつまづき、終わるのです。


学ばなくても弾ける?
​

学ばなくてもある程度弾ける人はいます。

コピーを沢山した人、セッションに沢山通う人などです。


ただ、そう言う人も学びたい、学ぶ必要はあると感じています。

なぜなら弾いていても確信が持てないからです。

リックのつぎはぎである事が多く、それでいいのか?という不安が付きまといます。


とりあえずこう弾くらしい、と言う演奏ほどフラストレーションの溜まるものはありません。

もう手が届いているのに、霞がかかっていて掴めないと言う感じです。

そう言う人ほど、できれば一度基礎から見直してみたいと思っていたりします。


確信が欲しいという方は
​

指板とコード理論を学びたい方に、スカイプレッスンをしています。

こちらのページから是非ご連絡ください。
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